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GSバカミーティング…セントラルブランチの活動報告
by gs_central
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第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその4

まだまだ続く怒濤のレポート!

今回はT島さんです。

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レポート T島さん@XR400

ラリーの良さってのは、一人の人間として試されるところじゃないだろうか。
遠州ロングデイはただのツーリングではなくラリーだと思う。
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 あまり早くスタートしてしまうと40km地点のガソリンスタンドが開いてないと困る・・・と思いながら出発。いつものことだが朝は乗れてない。ま、自分で"乗れてる"って思う時でも大した事無いのだが(笑)。初めて導入した22Lのバックパックに慣れず、すぐに肩が痛くなってきた。しばらく行くとアップダウンを繰り返しながら続く道幅の狭い林道になった。これが面白い!ヌタ場・獣道ありで「すげーぜ静岡!」と盛り上がってきた。林道を抜けたあとの最初の給油ポイントはまだ開店前で仕方なくそのまま通過。リザーブに入り燃料はけっこうヤバイが開店するのを40分も待てない・・。あと60キロくらいは走るかな〜と心配しながら先へ進む。運良く次の林道を越えて麓に下りたところで給油できた。給油後CP1へのダートを駆け上がる。右側がガケになっているため下を見るとかなり怖い(笑)。CP1に到着した時には10時近くだった・・・まだ100キロくらいしか走ってないぞ。ぼんやりしてるとみんな出発して最後の方になってしまった。

 CP2へ行く途中はコマ図の張り間違えでページがぐちゃぐちゃになっていて大変だった。K川さんやO本さんの後をついて走る。狭い作業道の法面にリアタイアを当てて曲がって行く1150ADVは後ろから見ていてすごい迫力だった(笑)。後ろに飛ばしている土の量が半端じゃない。うむむ・・・耕してるみたい。おお!壁にぶつかってもアクセル開けて立て直してる!?・・・あ、壁にシリンダーがささった(@.@;;;;;
 CP2まで休憩ナシで走りようやく先頭を走るマフィア師匠に追いついた。すでに1時近くになっている。続いてやってきたraizoさんは休憩ナシですぐに出発。マフィア氏も出発したためここで差を開けられてはまずいと思いすぐに準備を整えて後を追う。しばらく行くと給油しているマフィア氏を発見♪。給油からの走行距離は80km・・・入れるにはちょっと早いし、それにここで抜けばトップだ〜♪なんて思ったのが失敗だった、ここで入れなかったことを後で後悔することになる。その上、次の林道に入る前に怒涛の勢いで80GSが迫ってきた、短い天下だったなぁ(^^;

 210km地点からの林道を気分良くカッ飛ぶ。アクセル全開のはずなのに80GSがだんだん遠ざかってゆく!これがウワサの『大人げない走り』か〜(笑)!速!・・っと思っているうちに下りに突入。そしてここがELD500の最初の難関だった。しばらくして先行する80GSが戻ってきた。この先が舗装路のT字路になっていてコマ図と合わないらしい。とりあえず途中にある分岐点まで戻り右折して進むが、T字路には突き当たらない。仕方ないので舗装路まで行って右に。これもコマ図のようにT字路にはたどり着かない。マフィア師匠はすごいスピードで戻って行き、今度は舗装路の分岐を左に行ってしまった。しばらくコマ図をみて考えているとK川さんがやってきた。やはりみんな迷っているんだなとちょっと安心する。すでに1時間近くこのあたりをウロウロしているのだ。3つ先のコマにある「ふるさと村」が、舗装路分岐の看板に書いてあったので、もうこっちしかないやと進むことにする。しばらく行くとオンコースに復帰!迷っている間に先に何台行ったかをタイヤ痕から判断すると、少なくとも3台くらいは先行してる感じ。そのうち向かいからオフ車の大集団がやってきてタイヤ痕はわからなくなる。

 迷子のロスを取り戻すべく、がんばって走って行くと、ELD第2の難関の崩落箇所でraizoさんの1200が停車していた。他にもT村さんと・・・ん!?マフィア師匠!?(驚)!!なんで!?明らかに逆方向へ行ったはずなのに先に着いてるんでしょーか(笑)!?ありえません・・・・・。僕:「何で先に着いてるんですか(笑)?」、師匠:「下りでがんばった」。面白すぎます!!!!このままGSのダークサイドへ落ちていってもいいです(^^)。

 エマージェンシーをあけて大体の現在位置を確認しエスケープしてCP3に向かう。到着した時には16時ぐらいだった。H田さんの話によればコマ図の"芸術的"な部分をそっくりエスケープしてしまったらしい。残念。すでに日は大きく傾いてきたので早々にCP3を後にした。夕焼けに染まる山々が美しかったので、"みはらし良い"ポイントで写真を撮っていると、朝と変わらないスピードで80GSがブッ飛んでいった。さすがだ・・・来週からファラオが控えている師匠にとってはツーリング気分に違いない(><)。 給油の期待を抱いていたB→C-zoneあたりのスタンドは無情にも定休日だった。燃料はほとんど無くあと50kmがせいぜいだ。あの時入れときゃよかったなといまさら思っても後の祭り。良く考えたら、マフィア師匠も一回目は多分同じところ(CP1の上り口)で給油したはず。とすればそこから80kmばかりで再び給油している計算になる。んー勉強になります。

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその4_c0028097_2115372.jpg


 燃料もなく走り続ける。「あれはどこかな・・・。」林道の途中、遠くに街の明かりが見える。残り160km、このままだと暗くなる前に河原ステージにはたどり着かないだろう。だんだん体力を消費して林道で踏ん張りが利かなくなってきたな・・・と思いながら夕闇迫る林道を走っていると、急にマップケースがでんぐり返った(笑)。とっぷりと日が暮れた林道の出口で、折れてしまったマップケースのステーを直す。ヘルメットをとると蚊の大群の餌食になるのでかぶったまま。自分の息と工具のカチャカチャという音だけが暗闇で響く。TBIでは大丈夫だったのだが、今回は適当に取り付けていたためだ。ちょうど修理完了したところでK川さんがやってきた。K川さんには先に行ってもらい、コマ図をゆっくり眺めることにする。「・・・この先に給油できる場所は無いな、もはやここまでか。」“ガソリンの量と心の余裕は比例する”だれが言ったんだっけ?

 林道を下って大きな通りに出てしばらく進むとついにリザーブも無くなった。372.9km地点、井伊谷交差点。角のセブンイレブンに単車をとめ、水とウイダーinゼリーを買う。ほんの3分だが一息ついて考えた。「・・・この通りは交通量が多い、多分さっき山から見た街へ続いているのだろう。きっと給油できる場所もあるはず。」確認のためセブンの店員さんに聞くとしばらく行ったら浜松の街なので、開いているスタンドはあるだろうとのこと。「じゃ、あとは運を天に任せるか。」駐車場でたむろってる野球部高校生の前で、おもむろにバイクを左に倒し、タイヤを持ち上げIMSタンクの右側に残っているほんの少しのガソリンを左のコック側に移す。あと10kmくらい走れるかな。しかし、なんでこんなにサバイバルになっているんだ(笑)。

 幸運にも8km行ったところで給油できた。18:56・・・店は19時までらしい(^^;。へへ・・ラリーの神様は僕にまだ走れってことらしい。セブンまで戻りオンコースをCP4に向かう。もうタイムオーバーだろうか?CP4のすぐ手前で給油から戻ってきたというマフィア師匠に遭遇した。マフィア氏によれば山Gさんの指示で河原ステージ(S-zone)はカットしてD-zoneにつないでくれとことらしい。CP4の前の通りをしばらく(3〜4kmぐらい?)行ったところに『ナオキ電機』があるのでそこを左折?すると432.52km地点のコマに続くという。

 河原ステージを走れなかったのは残念だと思いながら休憩もそこそこに出発する・・・・がどこまで行ってもそれらしい建物はない。しかたなく天竜川の土手をずっとずっとずー・・・っと走り続けた。結局、海までたどり着いてしまい、その時点で20時半。マフィア氏と相談してそのままキャンプ地へ戻ることにした。帰りながらオフィシャルの指示をちゃんと自分の耳で聞かなかったことを僕は一人反省したのだった。

・・・・・
 遠州ロングデイはサバイバルなラリー気分を満喫できました(笑)。すばらしいコースをありがとうございました。また来年に期待しています!
# by gs_central | 2005-09-28 02:11 | ■ミーティングレポート2005

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその3


レポート エンジュさん@R1150GSADV

9/17前泊の予定だったので、とりあえずの仕事を片付けて飛び回っていると、東名でそれらしい装備のXR400と遭遇、(後にT島さんと判明)余計テンションが上がる。ここでいきなりトラブル。ICOが80Kを超えると反応しなくなる、スペアホイルに取り付けた磁石に問題がありそう。自宅に戻ってホイルとタイヤ交換をして解決。予定より大分遅れて掛川に出発した。 宿泊地につくと見知った方以外にもいかにもツワモノがちらほらと・・ラリ−初心者の私としては近寄りがたかったです。
 
9/18ぼちぼちといった雰囲気の中で順番にスタ−トをした。まだ眠気がさめないうちにいきなりの転倒。右ヘッドカバ−のガ−ドを破損。朝日が木漏れ日の中でまぶしくてICOやマップが読みにくい。知ってはいたが、15ADVはFの接地感が希薄で何度もFからすくわれそうになる。前途多難・・そういいながらも、ふと気付くと非常に気持ちの良い林道をそれなりのペ−スで快走出来ていた。ようやく眼も覚めてきた。絶景ポイントの度に止まって一服(今日も元気だ たばこが旨い)フラットダ-トではそれなりに、シングルトラックやグリップの怪しい所では徐行してCP1に到着。気付くと昼過ぎ・・これはまずい、後400Kある と、驚く。CPからピストンの下りコ−スを急いだ。フラットな下りは以外にADVは頼もしい(除くブレ−キング)。

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその3_c0028097_0545324.jpg


見通しが良い右コ−ナ−をインカットして・・と思ったら岩の陰からGSが・・急制動するも間に合わず正面衝突。Y原さんでした。(ごめんなさい)破損箇所はFフェンダ−とオイルク−ラ−のコア、走行には支障はなさそう Y原さんのGSも無事のようでとりあえず良かった・・気をつけなくっちゃ。

多少のミスコ−スを繰り返しながら水切りのある林道へ。走りにくい、どうしてもFが底付きしてペ−スが上がらない 進入スピ−ドを上げたらどうでしょ?大失敗でした。 物凄い底付きの衝撃の後そのままジャンプ。スクリ−ンに喉をぶつけながらFから着地 そのまま前転一歩手前で数m・・やっぱ無理しちゃいけません。ペ−スを抑えて暫く走ると、やけに乗り心地が良く??気付くとFサスから大量のオイルが漏ってました。まだ序盤と思われる内にバネのみになったADVはすごく扱い難くなってしまい、元々希薄な接地感がさらになくなりました。

他のエントラントと何度か遭遇しながらCP2に到着しました。なぜか山の中で寿司が旨いとの事でしたが、このところ体調がすぐれない為、やめておきました。230KPtにてY原さんと遭遇。一緒に探していたら2時間のロス。崖崩れを迂回してCP3到着。ここで日が暮れる。その後、崖落ち直前でシリンダ−がひっかかって助かったり、たぬきの家族や、猪の子供達に中秋の名月が明るい林道で遭遇したりと・・本当に書ききれなくなったのでこの辺で・・

初心者なりの総論としては、特殊なスキルは要らないけれど、必要十分な装備とセットアップ、なにより冷静な判断力と想像力を求められたかと・・おなかいっぱい楽しませて戴きました。スタッフの皆様、ありがとうございます 次回も楽しみです。
# by gs_central | 2005-09-26 00:55 | ■ミーティングレポート2005

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその2


レポート  T村さん@R80GSb
 
先日私にとって平凡な週末を脱出するイベントに参加してきた。以前からセントラルブログで気になっていた遠州ロングディスタンスという名のコマ図ツーリングです。500kmか?大丈夫だろうか?と言う不安の中、集合場所のキャンプ場へ前夜に到着。とりあえずコマ図セットに精を出すものの、枚数が多くて私のプアなホルダーには全て巻き取れない。他の参加者というとそれぞれの電動ホルダーにしっかり収まっているではないですか。ヤバイ!、ここで既に出遅れている。その上トリップメータはオートバイのアナログメータが頼りですから長い道中では頭がパンクするのではないかと更に不安になる。そんな中出発の朝を迎えた。ブリーフィングで最初に少し難所があるとのことでまた不安に、何はともあれ時間が無いので早々にスタートする。

スタートして最初から距離が合わないので暗算補正開始、分岐や特徴のあるコマ図で止まっては確認しながら進んで行くことにする。そうは言っても林道は結構荒れているところもあり私にとって手強くコマ図を見る余裕も無い、そうこうしながら走っていると途中のプチヌタ場で足元を取られ立ち木にクラッシュしたりするものの何とかCP2まで通過。ここまで200km弱、先はまだ長いなと思いつつ早々に再スタート。スタートしてすぐガスが無くなりリザーブに、200km付近にGSがあるとのことで先を急ぐ。給油中にGSのおじさんが「少し前に同じオートバイが一台来たよ!」、「そうですか…」、ンー結構前を走っているのか?、ガンバローっと。

相変わらす距離に少し悩みながら舗装路を走っていると重要なコマ図登場で慎重に通過してダート区間へ。割とすぐに”工事中につき通行をご遠慮ください”の看板発見。ここでは何も考えず先を急ぐ。それにしても誰にも会わないなと思いつつタイヤ痕を見るとトラックのものばかりでイボイボ痕が見当たらない。先頭ではないし、もしやミスコース…?でも重要なコマ図の特徴は合っていたしな…とそのまま行くとなんと通行止めになっている。オートバイから降りて見ると崩れたところを補修するために深くカットしてある。ここでタイヤ痕をまた確認するものの何も無い、それもそのはずその先は切り立った山肌でトライアルのセクションかと思われる状況。どうしよう…?そうだとりあえず前のコマ図に戻ろうと、Uターンして下り始めるとT中さんがやって来た。エー、私が先頭だったのか…?「これオンコースだよ!」とT中さん。状況を見に進むものの「ちょっと無理だね」と、そこへraizoさん、T島さんと次々やって来ました。やはり百戦錬磨の諸氏は違いますね。素早く回避策を立てオンコースに戻るルートを検索するのですから。もしも一人だったら、どうしようもならなかったのではないかと。今回最大の収穫。そこから次の目的地までは皆で行くことにする。林道入り口からはK川さんを交えて。でも私を含め諸氏は全員が遠征組、少しだけロスしたものの無事目的地へ。

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその2_c0028097_004060.jpg


少ししてオフィシャルのhamacさんがやって来ました。ここで諸氏はコマ図について話していて、なにやら結構迷っていたようでした。私と言うとプアなトリップのため暗算とコマ図の特徴のみで判断してここまでやって来たのが功を奏したようでした。いわゆるまぐれですね、迷子になってオフィシャルに迷惑をかけるところでした。ここから気を取り直して再スタートですが、先程の回避ルート検索で積算が全くずれてしまっている。ただでさえ時間が押しているのに加えポイントとなるコマ図で止まってトリップを確認しながらですからペースは落ちるばかり。更に途中コマ図の再セットもあったりでその頃にはすっかり薄暗くなっている。そうここからはナイトランです、プアなホルダーにLEDヘッドランプをガムテープ固定、なんか良い感じの明るさでコマ図が見やすくなんとなく嬉しい。そして忘れていたわけではないのですが、ガスのことが気になりだす。途中のGSはやっていないし、そんなにヤバイ状況ではなかったのでそのまま先へ。暗くなっての林道ではライトの明かりがコースだけを照らすので、日中より肩の力が抜けて意外と走りやすい。なんて思っているうちに結構山の中に入って来ている。やはりガスのことが気になり途中でコマ図を先送りして見るもGSらしきものも無い、時間を見ると20時少し前になっている。ガスも少なくなっているのでCP4をあきらめエマージェンシーを見て366?km先より国道へ。国道へ出ると角に交番があり、一番近いGSのことを聞くも日曜日なので殆どが19時閉店と言われる。更に先へ行けば23時まで営業しているところがあるよと言われるがまま走ること15〜20分でしょうか、そこはもう浜松市街地にほど近いところです。とりあえず満タンにして時間を見ると既に20時を回っています。心配するほどガスは入リませんでした、タイムリミットもありここで無念のリタイヤ。

そして高速を利用してキャンプ場には21時過ぎに無事ゴールでき、走行距離約450kmの内容の濃い一日でした。その後は楽しい美味しい宴会をセットしていただき、その上朝まで大変お世話になりました。最後に素晴らしいルートを紹介してくださったオフィシャルの皆さんと参加者の皆さんに感謝します。また呼んでください。次回は写真を撮る位の余裕があればと思います。
# by gs_central | 2005-09-25 00:03 | ■ミーティングレポート2005

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその1

2005年9月18日、コマ図を使ったワンディのロングラリー「遠州ロングディ500」無事終了。

今回はエントラントの皆さんから多くのレポートが届いています。まずは春のコマ図ツーリングから2回目の参加になる naoさん@R80G/Sのレポートから紹介します。

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はじめて派のELD  
レポート  naoさん@R80G/S

先の4月、ダッツのHPで発見したセントラルの「初心者向けコマ図ツーリング」に参加させてもらった。ライダーたるものオフロードだって走れないとマズいだろう。そう思って3年前から愛車に選んでいたスラッシュGSを林道で自分なりに思い切り走らせてみたのは、あのときが初めてだった。もちろんイメージ通りには走れなかった。そして、あのときの装備らしい装備と言えば、弁当箱で作ったマップホルダとサイクルメーターだけだった。

しかし今回は違う。なにしろ愛車には電動式のマップホルダとICOを装着したし、ウェアも防水透湿のものに新調した。キャメルバックまで仕込んだ。ベテランが国際ラリーに向かうような重装備だが、林道を500キロ走り続けるなら、きっとこんな感じだろう。そういうイメージで固めてみた。ただし、あれから半年、僕はディーラーに案内されたイベント「どろんこ祭り」でしか土の上を走れていない。つまりライダーは相変わらず林道初心者でしかない。まあ段取りはどうでもいいということにしたい。

スタッフの皆さんに見送られながら掛川のバンガローをスタート。CP1までの区間では体力の温存も何も考えずに、なるべくスタンディングで速く走ろうとしてみた。この先でどれほど疲れるのかわからないし、自分の限界を少しでも広げておきたかった。ここでの失敗は、後ろを走っていたT村さんからあとで「横を向いてから走りがすっかりおとなしくなった」と冷やかされたポイントでの転倒。実はコケていて引き起こしの都合から横向きだった。あれは避けようのないラインで接近してしまった斜めクレバスを鋭角に飛び越えるか、鈍角で入り込んで隅から飛び出すかで直前まで迷い、結局どちらでもない走りをしたせいだ。反省:迷っちゃダメ。でも全体的にはイメージしていた以上には走れたように思う。ひとまず楽しく走れるじゃないか!そう思えた。そして、とても素敵な林道だった。

第8回ミーティング 遠州ロングディ500 2005年9月18日 レポートその1_c0028097_2350146.jpg


そこから先、CP1からCP2までの区間での失敗はとにかく多い。少なくとも4つあった。(1)舗装林道でコケに乗っての側溝落ち。T中さんの後方数メートルだったので突然ミラーから消えたかもしれない。反省:コケは滑るので乗らないこと。(2)満タンからの走行170キロほどでの燃料切れ。おそらくローギアで走り回ったせい。まったくの山中でビッグタンクマシンのエントラントの方が通りかかるのを待つことになってしまった。そういえば燃料を入れすぎたとSZ木さんが言っていた…。あっそのSZ木さんだ!というわけで2リッターほど燃料を分けてもらい、さらにいったん市街地に抜けて給油した。これで1時間近いタイムロス。反省:燃料の消費は計画的に。(3)コマ図が示す分岐を間違えてのダート迷走。同じ場所で迷走中のY原さんとエンジュさ
んが目覚ましいスピードでルート探索をするのを目の当たりにして、ああ将棋番組の「では五手戻してみましょう」のようだと思う。便乗しようにもその速さに着いていきようがない僕は離脱。スタッフの皆さんに携帯でヒントを乞い、結局はonyoさんがエスケープコースを教えに来てくれた。これで2時間近いタイムロス。反省:助けを乞うには早かったかもしれない。(4)教わったエスケープコースを走っていて再会したSZ木さんとJJさんに合流したら、お二人はCP2の先を走っているとのこと。ついつい僕はCP2を諦めることにしてしまった。反省:チェックポイントを通らないと失格が原則であろう?

その後はCP3までSZ木さんとJJさんの後ろを走るが、すっかり夜。いよいよ初めての林道ナイトランを経験することになった。夜に林道を走ることになるのは最初からわかっていたが、ひとことで言って、路面がどうなっているのか良くわからない。しかも愛車のヘッドライトのカットはとてもシャープで、右に曲がるときにはコーナーの先をまったく照らせない。だから慌ただしくビームを切り換えながら前を照らして走るのだが、慣れてくると、それが意外に楽しい。むしろ路面の細かいことを気にしようがないのが良いのだろうか。へえー。そして、涼しいのがいい。などと思っているうちに20時となってしまい、切り上げ。マップ後半の河原を走れなかったのは残念だが、372.9キロの地点から東名に向かうことにした。スタートからの走行距離は迷走やエスケープなどを含めて350キロほどだった。

ゴール地点で皆さんと再会してみれば、Y原さんとエンジュさんは結局1時間ほどかけてコース復帰を果たしたとのことだった。今後はその負けず嫌いとルート探索力を見習おう。でも何より走りに余裕があってのことだと思うから、まずそちらからか。僕は土や砂利の上で思うよう曲がることができない。勢いを殺すことに精一杯になってマシンの向きを変えることが二の次になる。どんなコーナーでも、そうだ。もっと自在に走れれば、楽しいコマ図ラリーがさらに楽しくなるだろう。コマ図ラリーに詰まっているのが少年ゴコロをくすぐる宝探しの楽しさとモーターサイクルを操る楽しさの両方ならば、その両方をバランス良く最高に楽しめるようになりたい。

最後になったけれど、とても走りきれない大ボリュームの宝の地図で楽しませてくれたhamacさん、山Gさん、onyoさん、セントラルELDスタッフの皆さんに、感謝と賛辞と慰労の気持ちをお伝えします。はからずもセントラル育ちのコマ図好きが、きっとまた遊びにいきます。
# by gs_central | 2005-09-24 23:49 | ■ミーティングレポート2005


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